最近読んだ本

皆さん、今年も後わずかとなりましたがいかがお過ごしですか?
最近、忙しくてすっかり読書量が減ってしまい、
読もうと思って買った本がたくさん溜まってしまう始末。
「読書の秋」ならぬ「読書の冬」で、休みの日に移動時間を利用して本を読みました。

有川浩著「阪急電車

1つ1つのエピソードは、関西の私鉄のローカル線が舞台となったよくありがちな光景で、
「あっ、こういう人いる」って思うような日常生活の描写なのですが、
偶然乗り合わせた乗客たちそれぞれが微妙につながりながら話が展開していきます。
路線の往復と交差するように、話の内容も折り返しながら絡み合いながら進んでいくストーリーは、まるで自分も一緒に乗り合わせているかのような感じがしました。
日々の何気ない生活の中に、こういう偶然や交差があるんでしょうね。
読んだ後に、何とも言えない暖かい気持ちになり、心の栄養補給が出来ました。
映画にもなっているようなので、今度観てみようと思いました。

事務部 松本