熱中症にご注意!!

数日過ごしやすい日がありましたが、再び暑い日に舞い戻ってしまいました。
ニュースでも連日、熱中症患者の話題が、取り上げられています・・・
死者も二桁になるほどで、やはり異常な暑さです。
年々、最高気温も更新されているのではないかと感じています。

これほど、毎年話題になっていますので、皆さんも水分摂取には結構
気を使っていらっしゃる事と思います。
しかし、ちょっとした誤解等により効果的ではない水分摂取となり
熱中症になってしまいます。

人間の体は約65%が水分なのですが、体重の2%の水分が失われただけで、
口や喉の渇きだけでなく、食欲がなくなるなどの不快感に襲われます。
約6%不足になると、頭痛、眠気、よろめき、脱力感に襲われ、更に10%
不足になると筋肉の痙攣が起こり、循環不全、腎不全となります。
それ以上では、意識が失われ、20%の不足では死に至るという報告もあります。

つまり、喉の渇きを感じる頃には水分の欠乏が始まっているという事
です。
そのため、喉の渇きを感じる前からこまめな水分摂取が必要なのですが、アルコールやカフェイン、ジュースなどの清涼飲料水では、効果的な水分とは言えません。
水分を摂取しているつもりで、血管内脱水を招いたり、飲料に含まれる
糖分が更に喉の渇きを招き結果、がぶ飲みで糖分の摂り過ぎ、又はがぶ飲みによる水分の摂り過ぎで体液の濃度を薄め電解質バランスを崩す事による脱水をきたすのです。

ですから、昔ながらのミネラル豊富な麦茶や、塩分の入った飴や、グミ
の併用、体の熱を下げてくれるといわれる夏野菜のお漬物など上手に
取り入れながらこまめな水分補給をし、熱中症を予防しましょう。

とはいえ、本当に暑いので、少しでも体調の異変を感じたら、安易に
これくらいと思わずに、受診して下さい!!

まだ、夏は始まったばかりですが、体調管理に気をつけどうか楽しい
シーズン(夏休み)にしましょう☆

看護部 鈴木