また.........

 今日未明、仏大手自動車メーカーのルノーに同国経済省捜査当局の手入れが先週から入っていることが判明、フォルクスワーゲンの二の舞になるのでは..との憶測から市場が荒れていました。両社とも世界を代表する企業。多くの投資家から様々な評価に晒されているだけにそれなりの企業統治がなされているものと思いきや.....。フォルクスワーゲンは世界的な優良企業との評価もあったのですが、蓋を開けるとかなり硬直した組織だったようです。トヨタをはじめ、競合と世界の市場で凌ぎを削っていく内に、企業理念から逸脱した行為に走ってしまったのですかね。一度失った信用を取り戻す事は至難でしょう。日本では東芝免震構造改ざんの東洋ゴム、マンションのくい打ち問題で営業停止に追い込まれた旭化成の子会社等、その代償は重い。一経営者の判断とは言え、つまらない利益追求主義のなれの果て。当たり前ではあるのですがね。愚かの一言。地道に切磋琢磨出来なくなった時点で、企業も個人もそれで終わりなのでしょう。”人の振り見て我が振り直せ”、”反面教師”、いろいろな言葉が頭を過ります。
人は同じ過ちを繰り返す生き物のようです。そしてそれが淘汰の役目を果たしているのでしょう。良い意味で、"朱に交わって赤く"なりたいものです。事実は小説より奇なり....。

PTチーム 瀧 正裕